波照間島で最も予約が取れない民宿、うるま家宿泊記

波照間島で最も予約が取れない民宿、うるま家宿泊記

2015年10月、波照間島で最も予約が取れない民宿の一つであるうるま家に宿泊してきました。

2014年に波照間島に旅行した際、うるま家は清潔で快適だしホントに食事美味しいよ、オーナーにはびっくりするかもだけどと、うりずん家のゆんたくで仲良くなった方から教えてもらい、10月宿泊の場合の予約開始日である8月1日にうるま家に電話をかけて予約を取り、待望の初宿泊。

波照間島港に着くと、噂に聞いていたオーナーではなくおじいが迎えにきてくれ、うるま家に行くまでにニシ浜など近場の観光スポットを車で案内してくれました。あれ?聞いてた話と違う?とちょっと拍子抜け。

うるま家に到着して、玄関で靴を脱いで仏壇がある12畳程の居間に上がると、茶髪にピアスだらけでちょっと強面のオーナーさんとご対面してチェックイン。

オーナーさんからうるま家の設備・施設と波照間島の案内を受け、1泊2食5000円を支払いチェックイン完了。
見た目については事前に聞いてはいたものの実際にお会いするとやっぱりビックリしましたが、話してみると気さくでいい人。ちょっと他の宿の悪口言い過ぎてない?と気になったくらいで、全然普通に接してくれる方でした。

部屋は6畳ほどの和室でテレビとコイン式のエアコン付き。
シャワー・トイレは客室の奥で、波照間島では大変希少なウォシュレット付きトイレでした。部屋も水周りも掃除バッチリ行き届いていましたよ。

レンタサイクルが無料なので早速自転車で島内散策しうるま家に戻ってきたら、懐かしのデトロイトテクノが大音量でかかっていてびっくり。デリックメイとか好きですしよく聞いていたんですけど、波照間島の雰囲気には正直どうなんだ!?と思いました。

待ち望んだ夕食は、カツオのお刺身、カジキマグロのお刺身、ゴーヤチャンプルー、島豆腐、あんかけ卵、グルクンの唐揚げ、もずく、煮魚など2日とも異なるメニューで質量ともに大満足。あとで伺ったのですが、うるま家でオーナーをされる前は元々料理人をされていたとのことで、美味しいのも納得。

夕食後、そのまま居間でゆんたくが始まるので、一人旅の方やゆんたくに入れるか不安という方にも安心。
この日はオーナーが泡盛を振舞ってくれ、オーナーの昔話や子供の話、波照間島の方はお土産にケンタッキーを持ってきてくれたら喜ぶなんて話を聞きながら盛り上がりました。
ゲストハウスNAMIやうりずん家のように宿泊客同士で盛り上がるというよりはオーナーを中心に盛り上がる感じのゆんたくです。

夕食後はそのまま休む方と外に出る方で分かれ、4人で光が薄くなるところまで散歩して星を眺め、戻ってきてからしばらく外のベンチでおしゃべりして1時過ぎに就寝。

わたしが宿泊した日は7割程度が女性客で、いつも女性の一人旅や比較的年齢層高めの方が多いとのことですが、食事の美味しさや清潔感など宿泊してみて女性の多さに納得しました。

部屋数が少なく予約が取りづらいのが難点ですが、程よいゆんたくと他の宿泊客との距離感が心地よく、美味しい食事に満足できる民宿です。