波照間島で南十字星・星空を見る方法、おすすめの時期や天体観測ツアー情報まとめ

波照間島で南十字星・星空を見る方法、おすすめの時期や天体観測ツアー情報まとめ

日本最南端の波照間島では、最も美しい星座として知られる南十字星を見ることができます!今回は、南十字星の観測にオススメの時期や季節、南十字星の見つけ方や天体観測ツアー、満天の星空について紹介します。

南十字星とは

南十字星とは、4つの明るい星からなる88星座の中で最も小さな星座で、南天星座の中で最も美しい星座として知られています。とても美しい十字の形から、英語での通称であるSouthern Cross(サザンクロス)としても知られています。

しかし日本どこからでも南十字星を観測できるわけではなく、南十字星の全景を観測するには北緯26度より南の場所でなければいけません。

沖縄本島より南で南の水平線が見える地域ならば南十字星を観測可能とされていますが、北緯が最も南に位置する波照間島が、日本の中で最も南十字星が綺麗に見える島としても有名です。

南十字星観測にオススメの時期・季節は4月から5月

南天星座の中で最も美しい星座である南十字星を最も綺麗に見ることができる時期は、春の季節にあたる4月下旬から5月上旬になります。

波照間島では、12月~6月にかけて南十字星を観測することができるのですが、時期によって星座の高さが異なり、南十字星の見え方が変わってきます。南十字星が最もきれいに見えるのは、星座が1番高く上がる時間帯を意味する南中時刻の前後2時間になり、南中時刻が夜遅いほど綺麗に見えます。

4月から5月は南中時刻が夜の22時から24時になることから、最も綺麗な南十字星をみれるのです。4月から5月にかけても満月近くは明るいので、新月に近い日の方がよりはっきりと南十字星を観測できます。

月別南中時刻一覧
1月1日 6時30分ごろ
1月15日 5時30分ごろ
2月1日 4時30分ごろ
2月15日 3時30分ごろ
3月1日 2時40分ごろ
3月15日 1時40分ごろ
4月1日 0時30分ごろ
4月15日 23時40分ごろ
5月1日 22時30分ごろ
5月15日 21時40分ごろ
6月1日 20時30分ごろ
6月15日 19時40分ごろ

南十字星の探し方・場所は?

84もの星座が見れる波照間島では満天の星空となることが多く、どれが南十字星かわからない方も多いと思います。

南十字星の探し方としては、
・方位磁石やiphoneを使って南の空を向く
・天の川を探す
・天の川の中に2つ並んでまぶしく輝くケンタウルス座のα星とβ星を探す
・ケンタウルス座を目印に天の川に沿って西へ目線を動かす
・コールサック(石炭袋)と呼ばれる、星雲で天の川が黒く覆い隠されているエリアを探す
・コールサックの右上にあるのが南十字星
になります。

南十字星の十字の頂点で赤色に輝くガクルックスや、えくぼ星と呼ばれる南十字星の十字の下側と右側の星も特徴的です。また南十字星のすぐ近くに、ニセ十字と呼ばれる星座もありますのでお間違えなきよう!

波照間島 満天の星空を見るには

南十字星の見えない時期でも満天の星空を見ることはできます。
日が落ちて、集落から少し離れたさとうきび畑やニシ浜など灯の少ない場所に行けば、満天の星空と大量の流れ星を眺めることができます。道路で寝っ転がって見る人も多いですが、背中や腰が痛くなるので敷物があるとなお快適です。

波照間島 天体観測ツアー

自分で南十字星を見つけられるか不安、星座についてガイドしてほしいという方には天体観測ツアーがオススメです。

19時40分から20時ごろに波照間島の集落集合、星空観測タワーで1時間程度星空ガイド・天体観測の後、21時30分から45分ごろに集落で解散という流れです。

ツアー料金は1000円、催行日は火曜日~日曜日となっており、夏時間と冬時間で集合時間が若干異なるため注意ください。

詳細はこちらからどうぞ。
http://painushima-kanko.com/hateruma/